看護師の夜勤はやっぱり大変。現役看護師が感じる夜勤のつらさ3つ

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病棟看護師として働き始めると、いずれ経験することになるのが「夜勤」です。

看護師の夜勤は、やっぱり大変です。

もちろん、夜勤手当がつくことで収入が増えるというメリットもあります。平日に休めたり、夜勤明けの時間を自由に使えたりするのも魅力のひとつでしょう。

ただ、それでも大変なものは大変です。

長く夜勤を続けていると、ときどき「自分の生命を削って働いているんじゃないか」と感じることさえあります。

20代の頃は、夜勤明けにそのまま遊びに行く元気なスタッフも珍しくありません。

夜勤明けなのに、そのまま海だ、山だ、ディズニーランドだと出かけていく。

「あれ、昨日一緒に夜勤してたよね?」

なんて思うこともあります。

しかし、30代、40代と年齢を重ねてくると、なかなかそうはいきません。

夜勤明けは、とにかく眠い。

帰宅してシャワーを浴びたら、もう何もしたくない。

若い頃には感じなかった疲労が、少しずつ身体に残るようになってきます。

今回は、そんな看護師の夜勤について、私自身が現場で感じている大変さを3つに分けてお話ししたいと思います。

① 夜勤でも変わらない、生命を預かる現場の緊張感

夜勤と聞くと、日中よりも仕事が少なく、比較的落ち着いているイメージを持つ方もいるかもしれません。

確かに、病棟や施設によっては、比較的ゆったりと過ごせる夜勤もあるでしょう。

しかし、急性期病棟となると、なかなかそうはいきません。

緊急入院への対応、2〜3時間ごとの体位変換、せん妄患者さんからの頻回なナースコール、不穏患者さんへの対応、そして突然の容体急変。

夜中だからといって、患者さんの状態が落ち着いてくれるわけではありません。

むしろ夜間は、日中と比べて医師も看護師も少ないため、限られた人数で対応しなければならない場面が増えます。

ナースコールが鳴り続ける中で、別の患者さんの状態が悪くなり、さらに緊急入院が来る。

そんな夜もあります。

夜勤中に考えていることは、案外シンプルです。

「とにかく、この一夜を安全に乗り切ろう」

これに尽きる気がします。

日中であれば、医師も看護師も比較的多く、検査や処置について相談したり、協力したりしやすい環境があります。

だからこそ夜勤では、緊急性の高いことには適切に対応しつつ、翌日でも問題のないことは無理に進めず、安全に日勤スタッフへ引き継ぐことも大切です。

何事もなく朝を迎えられる。

一見すると当たり前のことですが、実はそれだけでも十分に価値のある仕事だと思います。

② 夜勤が終わっても、すぐには帰れない

2交代制の夜勤では、休憩時間を含めて16〜18時間ほど職場に拘束されることもあります。

夕方から働き始め、夜を越えて、ようやく朝。

長い夜勤が終わりに近づくと、頭の中は少しずつ帰宅モードになってきます。

「今日は帰ったら何を食べようかな」

「とりあえずシャワーを浴びて寝よう」

そんなことを考え始めた頃に限って、何かが起こったりします。

例えば、勤務交代の直前に患者さんの状態が変化する。

記録をまとめているところで、新たな医師の指示が入る。

あるいは、インシデントが発覚して追加の対応や報告書の作成が必要になる。

そして、朝になると出される容赦ないオーダーの数々。

「あと30分で帰れると思っていたのに……」

なんてことも、看護師なら一度は経験しているのではないでしょうか。

もちろん、患者さんの安全が最優先です。

必要な対応はしなければなりません。

ただ、すべてを夜勤者が抱え込む必要があるのかというと、それはまた別の話です。

夜勤で対応すべきことと、日勤スタッフに引き継げること。

その線引きを上手に行うことも、長く働くうえでは大切だと感じています。

夜勤明けの看護師も、すでに十分頑張っています。

「安全に引き継いで、きちんと帰る」

これも立派な仕事のひとつではないでしょうか。

③ シンプルに生活リズムが狂う

看護師は患者さんに対して、

「規則正しい生活を心がけましょう」

「夜はしっかり睡眠をとりましょう」

と説明することがあります。

もちろん、健康のためには大切なことです。

ただ、夜勤をしている看護師自身はどうでしょうか。

規則正しい生活とは、なかなか縁遠い働き方をしています。

本来なら眠っている時間に働き、眠くても起きていなければならない。

夜勤が終われば、今度は明るい昼間に眠る。

そして休みの日には、また普通の生活リズムに戻そうとする。

身体からしてみれば、なかなか無茶な話です。

私自身、夜勤を続けていると、睡眠の質や疲労の抜け方が日によって大きく違うと感じます。

若い頃は多少無理をしても回復できたものが、年齢を重ねるにつれて、そう簡単にはいかなくなってきます。

夜勤明けに眠ったのに、翌日もなんとなく身体が重い。

休みの日なのに、昼間から眠くなる。

そんな経験をしている看護師も多いのではないでしょうか。

だからこそ、夜勤を続けるのであれば、自分なりの生活リズムをつくることが大切だと思います。

例えば、夜勤前に仮眠をとる、夜勤明けは無理に予定を詰め込まない、睡眠環境を整えるなど、自分の身体に合った工夫を見つけていくことです。

夜勤がある以上、毎日同じ時間に寝起きするのは難しいでしょう。

それでも、できるだけ身体への負担を減らす工夫はできます。

若い頃と同じように無理をし続けるのではなく、年齢や体調に合わせて働き方を変えていくことも必要なのだと思います。

まとめ|夜勤を続けることだけが、看護師の働き方ではない

ここまで、看護師の夜勤が大変だと感じる理由を3つ紹介してきました。

夜勤には、収入面でのメリットがあります。

夜間の限られた人員で患者さんを支える経験は、看護師としての判断力や対応力を磨く機会にもなるでしょう。

一方で、身体的にも精神的にも負担の大きい働き方であることは確かです。

特に年齢を重ねてくると、これまで当たり前にこなしていた夜勤が、少しずつ負担になってくることもあります。

そんなとき、無理をして夜勤を続けることだけが正解ではありません。

夜勤回数を減らす、日勤中心の部署へ異動する、あるいは夜勤のない職場へ転職する。

看護師には、さまざまな働き方があります。

若い頃と同じように働けなくなったとしても、それは看護師としての価値が下がったということではありません。

経験を重ねたからこそできる看護もあります。

大切なのは、長く無理なく働き続けられる環境を自分で選ぶこと。

夜勤明けの朝、疲れ切った身体で帰宅しながら、そんなことを考えることがあります。

夜勤を頑張っている看護師の皆さん。

今日も本当にお疲れさまでした。

まずはゆっくり休みましょう。

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