看護師に向いている人の特徴3選|現場で感じる、きれいごとだけではない適性

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「看護師に向いているのは、優しくて、人の役に立ちたいと思っている人」

そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

もちろん、相手を思いやる気持ちは大切です。ただ、実際の看護の現場では、優しさだけでは乗り切れない場面もあります。

今回は、看護師として働くなかで感じる「看護師に向いている人の特徴」を3つ紹介します。

① 人と関わり、相手に合わせたコミュニケーションができる人

看護師の仕事は、とにかく人と関わる仕事です。

患者さんだけでなく、ご家族、医師、ほかの看護師、リハビリ職など、さまざまな立場の人とやり取りをします。

患者さんの不安を聞いたり、ご家族の思いを受け止めたり、医療チームの間で情報を共有したり。自分の気持ちや希望をうまく伝えられない患者さんの代弁者になることもあります。

ここで必要なのは、単に「話が上手」「明るく社交的」ということではありません。

相手の話を聞き、状況をくみ取り、必要なことをわかりやすく伝えられること。 これが看護師にとって大切なコミュニケーション能力です。

口数が少なくても、相手の話を丁寧に聞ける人は、その強みを看護の仕事で生かせます。

② 気持ちを切り替え、ある程度割り切れる人

看護師をしていると、日常生活ではなかなか遭遇しない場面に立ち会います。

人の死に直面することもあれば、大切な人を失って泣き崩れるご家族と接することもあります。

また、せん妄などによって混乱し、大声を出したり、病院から出ようとしたりする患者さんに対応することもあります。

こうした場面で、相手の感情をすべて自分の中に抱え込んでしまうと、心が疲れ切ってしまいます。

そこで必要になるのが、相手を思いやりながらも、自分の感情と仕事をある程度分けて考える力です。

少しドライに聞こえるかもしれませんが、「今、自分ができることは何か」と考え、目の前のケアに集中できることは、現場では大切な強みになります。

悲しくならない人が向いている、という意味ではありません。つらさを感じても、一人で抱え込まず、周囲に相談しながら気持ちを切り替えられることが大切です。

③ 排泄物などへの抵抗感が強すぎない人

看護師の仕事には、排泄物や体液に触れる場面もあります。

テレビドラマでは、整った制服を着て、颯爽と働く姿が印象的かもしれません。しかし、実際の現場では、尿や便の処理、おむつ交換、嘔吐物への対応なども日常的に行います。

夜勤であれば、深夜2時や3時に排泄のケアをすることもあります。眠気のある時間帯でも、患者さんが清潔に過ごせるよう対応する必要があります。

正直なところ、こうした仕事に最初から抵抗がない人ばかりではありません。苦手に感じていても、経験を重ねるうちに慣れる人もいます。

また、排泄のケアは、ただ汚れを片づける作業ではありません。便や尿の状態を観察したり、皮膚の異常に気づいたりする機会でもあります。

「好きではないけれど、必要なケアとして対応できる」ことが、一つの適性といえるでしょう。

一方で、「排泄物の処理だけは、どうしてもできない」と感じる場合は、進路を決める前に、実習や職場見学などを通して仕事の実際を知っておくとよいと思います。排泄ケアに関わる頻度は職場によって異なりますが、看護を学ぶ過程でも向き合う場面があります。

今、すべて当てはまらなくても大丈夫

今回紹介したのは、次の3つです。

  • 相手に合わせたコミュニケーションができる
  • 気持ちを切り替え、ある程度割り切れる
  • 排泄物などへの抵抗感が強すぎない

これらは、最初からすべて備わっていなければいけないものではありません。学習や経験を通して身につく部分もあります。

看護師には、人の役に立てたと感じられる瞬間がある一方で、感情が揺さぶられる場面や、地道なケアもたくさんあります。

「自分は優しいから向いているか」だけでなく、こうした仕事の現実と、どう付き合っていけそうか。 看護師を目指すときには、そこにも目を向けてみてください。

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